宮下公園にて

本日、渋谷宮下公園にて行われた上映会に行ってくる。

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宮下公園関連の短編と佐藤零郎監督の『長居青春酔夢歌』を見る。

宮下公園関連の短編はYOUTUBE等にアップされているので、参照して欲しい。
後者に関しては、先日、長居公園と釜が崎に行ったばかりだったので、予習はできていたような。
長居公園のテント村に対する強制代執行による排除とそれに抵抗する野宿者とその支援者を写した映画である。一番始めのテントの中と外の切り替えしがすばらしい。

タイトルにある通り「青春」として描かれる政治性に非常に共感を持つ。
昨年の上映委員会イベントにおいて、映像と政治との関わりがテーマだったが、報道とも、プロパガンダとも異なるドキュメンタリーという分野の難しさを感じる。

釜が崎暴動が出てくるところに必然性はない、という指摘が会場から出ていたが、ぼくはそうは思わない。勝手に推測してしまうが、運動などをやっている中で相手がなにを考えて弾圧してくるかはよくわからないのである。
もちろんネオリベとかグローバリズムとか説明はできるのだが、共感するというレベルで考えると本当にわからない。
そのリアリティに関して、弾圧の激しさとか、スペクタクルといった方向で補強するのは必然だと思う。必然とまで言わなくともわかることはわかる。

某氏に大阪行きに際して「佐藤零郎と交流しろ」と言われた意味が、色々な意味でよくわかる。